フィギュアスケートの世界選手権は、26日に行われた女子ショートプログラム(SP)で、バンクーバー五輪銀の浅田真央(中京大)が2位発進する一方、五輪金メダルの金妍児(キムヨナ)(韓国)は7位と、宿命の対決は予想外のスタートとなった。
波乱を持ち込んだのは、五輪で浅田に約23点差をつけて勝った金妍児。スピンで軸足の左足がけいれんし、一瞬の間を置いてからやり直した。スパイラルの途中でも、軸足が痛み、上げた右足を下ろすハプニングがあった。「なぜかは、わからない。ただ、五輪の後に試合に出るのが、少し不安だった」と金妍児。フリーに向けては、「これが今季最後の試合。明日はベストを尽くす」と、あきらめないのが救いだった。
浅田は快調だった。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回転不足とされたが、ほかの要素は危なげなくまとめた。「ここに気持ちを盛り上げるには努力が必要だった。でも、今は五輪と同じ感覚で滑れている」。金妍児につけた7・78点差は、心と体の準備の差だったのだろう。
宿命のライバル対決はシニアの主な国際大会で9度あり、浅田が上回ったのは3度だけ。最近は4連敗を喫している。金妍児は今季限りでの引退もうわさされており、今回が、最後の対決になる可能性もある。
「気持ちは高まってきている。ジャンプをしっかり跳び、すべてを出したい」と浅田。さて、10度目の決戦の結末は――。
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